「劇場版 薄桜鬼 第一章 京都乱舞」のあらすじ
ネタバレの前に、劇場版 薄桜鬼 第一章 京都乱舞の予告ムービー!
本編が公開されると存在自体忘れてしまいがちですが、本編を見る前に予告ムービーも確認しておきましょう!
「劇場版 薄桜鬼 第一章 京都乱舞」のネタバレ
元治元年3月、京の町を雪村千鶴は何者かに追われ逃げていました。
千鶴の前には白髪の化け物が姿を現し、まさに絶体絶命…。
そんな千鶴を救ったのは、浅葱色の羽織を来た人物でした。
安堵から意識を手放す千鶴。
目が覚めた千鶴は、猿ぐつわをされ、新撰組から何者かと詰問を受けました。
千鶴が雪村綱道の娘だとわかると、とりあえず土方歳三の小姓として置いてもらえることとなりました。
池田屋へと伝令を伝えに走る千鶴は、敵に追い詰められる沖田総司を庇い、怪我をしてしまいます。
ところが千鶴の傷はみるみる癒えていきます。
その姿に沖田を襲った男は、千鶴を同胞だと言うのです。
土方のおかげで襲った男たちは引きますが、その強さと傷の治りの早さは土方を警戒させるのでした。
ある日、新撰組に伊東甲子太郎という人物が入隊してきます。
そのことにより、隊の中に居場所をなくした山南は千鶴に、綱道が変落水という薬の開発をしていたことを告げます。
変若水には傷を治す力がある一方、羅刹という人の血を求める化け物へと変わることを告げます。
そして山南は変若水を飲むと、羅刹へとなり千鶴に襲いかかってきます。
土方は襲われた千鶴の傷があっという間に癒えるところを目撃し、彼女を問い詰めます。
千鶴は、幼い頃からこの不思議な力を持っていたのだと土方に教えます。
土方は、他の者には知られるなと千鶴に言います。俺が守ってやると。
千鶴は偶然にも、沖田が吐血したところに出くわしてしまいます。
療養を勧める千鶴に対して、沖田は「変若水は病も治せるのだろうか」と尋ねました。
そして新撰組は伊東によって分隊へと追い込まれます。
伊東は御陵衛士を結成。
藤堂平助と斎藤一も、彼と共に新撰組を去って行きました。
風間千景によって千鶴はさらわれそうになるものの、土方が現れ阻止します。
ですが風間は強く、土方は窮地に陥ります。
土方を庇った千鶴。
千鶴の怪我が治るのを見た風間は、千鶴を自分の同胞だと言います。
千鶴は刀を抜いて、風間の誘惑に逆らいます。
そんな姿に、風間は興が冷めたと言って去っていくのでした。
そして伊東と共に去ったはずの斎藤が戻ってきました。
彼は、土方の命令によって間者となっていただけだったのです。
斎藤から、伊東が近藤の命を狙っていることを聞かされる新撰組。
新撰組は伊東の殺害を決めました。
そんな中、千鶴は南雲薫と名乗る少女に連れられ、綱道と再会します。
綱道は変若水を使って鬼の力を取り戻すと言い、千鶴に戻ってくるように言うのでした。
新撰組に迷惑をかけたくないと思う千鶴。
ですが、土方の言葉に対して一緒にいたいと本心を告げるのでした。
この先、千鶴の運命はどうなるのか、そして、新撰組は京の町を守れるのか期待が高まります。
「劇場版 薄桜鬼 第一章 京都乱舞」を見た感想
土方歳三と千鶴の関係は、守る者と守られる者というだけではなく、互いに互いを求め合っているようで、観ていてとても切なくなってきました。
千鶴に不思議な力があることを知っても、土方は変わりませんでした。
彼女を恐れることもなく、そして利用することもありませんでした。
日常シーンがほとんどなかったことで、より謎めいたミステリアスさが強調されて、ストーリーに深みが出ていたと思います。
千鶴を襲う化け物と、彼女の行方不明となった父親。
さらに、伊東の裏切りと沖田の病。
史実と架空の設定が入り交じり、途中から「本当は新撰組の歴史というのは、こうだったのではなかったのか」と思わせるほどでした。
土方が千鶴に「俺が守る」と言ったシーンでは、単に肉体的な問題ではなく、その心も守ろうとしているように思えました。
千鶴は幼い頃から身に付いている不思議な能力や、行方不明となった父に翻弄されてきました。
さらには羅刹になった山南に襲われるなど、かなり過酷な日々です。
そんな千鶴の心を支えているのが、土方という人物なのではないかと思いました。
土方がいるから千鶴は戦える。
過酷な日々を送ってきた彼女の、決して屈することのない意思の強い瞳に、そう感じました。
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